Ripresa No.07 autumn2008
 口絵─ＳＣＥＮＥ 胡同 写真・文 大島俊一
巻頭言 かれはもう翼を閉じることができない 小田原紀雄 1
〔ＲＥＶＩＥＷ－２００８〕
医療崩壊は新自由主義体制下での福祉国家の終焉を意味する 山田 真 7
【特集】
かれはもう翼を閉じることができない
Talking with KOARASHI Kuhachiro いはんや悪人をや 小嵐九八郎+小田原紀雄 16
何をいまさら格差社会、女性差別は昔から 酒井和子 36
「希望はテロ」の背後にあるもの─秋葉原事件の承認論的考察 赤石憲昭 46
障がい者が地域でくらすには 柳谷あき子 64
タイでエイズの人たちと一緒に暮らす─チェンマイの早川文野さん 小柳伸顕 71
ハンセン病問題の終わりのはじまり 田中等 84
生産される主体性、主体の生産性（一） 小島四郎 94
森は私である─スペイン・バスクの被差別民アゴテの彫刻家、サビエル・サンチョテナのこと 友常勉 101
野の歌、野の花 「カーハのうた」から聞こえてくるもの 伊香祝子 110
グローバリゼーション下の天皇制 松沢哲成 121
小塚原 大道寺将司〔句選〕 139／小塚原は古へか？ 池田浩士 140
【連載】
「刑‐法」の力 ◆原初的暴力性と権威主義的性格のルネサンス 5 刑事裁判のアニムス・アニマ 宮本弘典 146
ソ連の終わりを告げたソルジェニーツィンのラーゲリ文学─「シベリア文学論」序説７ 中西昭雄 179
世界非滞在・逆噴射紀行 所詮、「旅人」。⑦その先の「世界」へ CAMBODIA（下） 土方美雄 209
民衆蜂起の源流─秩父困民党の山村を訪ねて その〔7〕 山中谷から佐久へ 桐村剛 228
解放のゆくえ─パレスチナの視点から・五 ナクバヘの抵抗 Ｊ・マサド+中野真紀子〔訳〕 242
農─造る・作る そして創る その七 山菜、きのこを作る 新居崎邦明 254
【特別レポート】洞爺湖サミットに反対する国際旅団は、現地キャンプで何をしたか 矢部史郎 266
『ひぐらしのなく頃に』症候群 ゲーム、コミック、アニメ、小説、そして映画へ、転戦し続ける「病」 土方美雄 276
あのとき・あのころ おもい出の仏像（中） 田中等 283
東拘獄中雑記帳（3）狼の見た夢 益永利明 299
BOOK REVIEW 『欲望・暴力のレジーム』（作品社） 竹村和子 編・著 小田原琳 301
TALK ABOUT CINEMA 偏愛的戦後映画選 第7回 土本典昭『水俣』 三角忠 304
▼ふたこと・みこと〔一挙掲載〕 松井聖一郎／下田 禮子／佐藤 和友／高實 康稔／小田原紀雄 314
「哲学エッセー」 岩木九朗 320
|
