Ripresa No.05 winter2008
5号の主な内容
巻頭インタビュー 金 時鐘
【特集】猪飼野どまりの生涯を知るまい。
広松渉の<近代の超克>論に、私の胸はざらつく(小島四郎)
労働市場の移動と大東亜共栄圏(松沢哲成)
篠山と在日朝鮮人—他者の痛みを聴くこと、自分の痛みを語ること—(細見和之)
農業からアジアとの交流を重ねて(大野和興)
チマチョゴリの会活動中(松野哲二)
「近代の超克」の超克(田中等)
【連載】
「シベリア文学論」序説5(中西昭雄)
中国茶を楽しむ(3)古澤泰江
「刑‐法」の力—原初的暴力性と権威主義的性格のルネサンス3—拷問廃止における「啓蒙的理性」の陰影—(宮本弘典)
民衆蜂起の源流(その5)(桐村剛)
大道寺雅司さんの句+『俳句の楽しさと至難さの谷』(小嵐九八郎)
所詮、「旅人」。〜世界非滞在・逆噴射紀行〜第5回「その先の『世界』へ〜カンボジア〜」(土方美雄)
農 造る・作る そして創る その5 (新居崎邦明)
いまも続くアイヌの同化政策 有珠にバチラー八重子の歌碑をたずねて(小柳伸顕)
イスラエル・ロビーの責任? アル=アフラム・ウィークリー ジョセフ・マサド 翻訳 中野真紀子
【モノカルチャ−批評】
アレクサンドル・ソクーロフの世界〜『日陽はしづかに発酵し…』から『牡牛座 レーニンの肖像』まで〜(土方美雄)
【寄稿】
〝狼〟の見た夢(益永利明)
シニフィアンのずれと同時存在(岩木九朗)
書評
マルクス主義を如何に再生するのか? 『まんが反資本主義入門』書評(丸川哲史)
黄(ファン)英(ヨン)治(チ)『記憶の火葬--在日を生きる いまは、かつての〈戦前〉の地で--』(影書房、2007)(久保田文貞)
『多様なるものの詩学序説』(中村隆之)
島田雅彦『カオスの娘──シャーマン探偵ナルコ』(集英社)を読む。(摂津正)
|